Memory Lapse

〜最終章〜  記憶の雪花











花穂は途方に暮れていた。

自分の愛する兄が……

自分を愛してくれていた兄が……

自分のことだけを忘れてしまったことに。

ほかの事は全て覚えている。

衛の事も、四葉の事も、他の妹たちの事も全て覚えている。

なのに―――――――――

自分に関する記憶が全て抜け落ちている……。

過去に自分とあった事すらなかったかのように。

「お兄ちゃま…………。」


――――リビング―――――


「ごめんね、みんな。心配かけちゃって。」

「ううん、いいのよ、お兄様。お兄様が無事ならそれでいいわ。」

「……なんともない?アニキ?」

「大丈夫だよ。この通り元気だから。」

「良かったですの。これでまたみんなでご飯が食べれるんですの。」

わきあいあいとする妹達と兄。

その輪からひとり外れて千影は部屋の隅にいた。

(みんなには…いずれ話しておかなければならないが…兄くんがいる間は…避けた方が…いいな…)

そんな事を考えていると兄がこちらにやってきた。

「?どうしの、千影ちゃん?どっか具合でも悪いの?」

「いや…大丈夫だよ…それより兄くん…」

「なに?」

「少し…席を外してくれないか…可憐ちゃんたちと…話したい事があるのでね……」

「そうなんだ…。僕がいちゃいけないの?」

「ふふ…野暮な事を聞くね…兄くん……。聞かない方が……身の為だよ…。」

「セキヲハズサセテイタダキマス。」

「ふふ…そうだ……ちょっとここにあるものを買ってきてくれないか…入用な物なのでね…」

「ああ、分かった。じゃあ行ってくるよ。」

「ああん、お兄様。私も一緒に行く〜。」

「ずるいぞ、咲耶ちゃん。ボクもあにぃと一緒に行きたいよ〜。」

「衛ちゃん…咲耶ちゃん…ここに残ってくれないか…話たい事があるのでね…」

「そうなの?わかった。」

「ええ〜…せっかくお兄様とデートできると思ったのにぃ…」

「また…今度の機会に…ね…。」

「で、もう行ってもよろしいでしょうか?」

「ああ…頼んだよ…。」

「じゃ、行ってくるね。」

軽く手を振るとそのまま兄は扉を開け、玄関へと向かっていった。

「さて…みんなに話しておかなければ…ならない事がある…。」

「もぅ〜〜っっ!!じらさないで早く聞かせてよ。お兄様追いかけられなくなっちゃうじゃない。」

「……今の兄くんに…花穂ちゃんの記憶は…ない…。」

その場のみんなが凍りついた。

やっと口を開いたのはさっきまで怒りを爆発させんとしている咲耶だった。

「そ…それってどういう…?」

「言葉の通りだよ…兄くんは…花穂ちゃんを命懸けで救った…。だが…その代償として……」

千影の言葉が詰まる。

妹たちはすがるように千影を見つめる。

千影はそれに答えるように口を開く。

「花穂ちゃんとの記憶を…全て失ってしまったんだ……。」

伝えなければならないこと。

伝えなくてもいつかは知れてしまう事実。

「じゃあ、あにぃは花穂ちゃんとの事何も覚えてないんだね……。」

「…それだけじゃない…。」

「え……?」

「記憶の補填…というものだろうね…。ところどころ…花穂ちゃんが他の誰かに…すりかわってしまっていたよ…。」

「――――――!!」

みんなが言葉に出来ない感情を抱いている中。

花穂がどれだけ辛い気持ちかわかっているはずなのに。

だがただ一人。

喜んでいる者もいた。

「じゃあ、お兄様は今花穂ちゃんには興味がないのね!チャンスだわ!」

「咲耶ちゃん!!」

「だってそうでしょう?みんなだって思わない?気がつけばお兄様は花穂ちゃんの事ばっかりかまってて……」

日頃のイライラがつのり、爆発する。

「私達の事もかまってくれてたけど…ただなんとなくって感じで。私達に気付かれないようにって花穂ちゃんとも会ってたみたいだし。」

咲耶の怒りは止まらない。

「まるで恋人同士みたいじゃない!そんなの嫌よ。それぐらいなら、花穂ちゃんの記憶がお兄様に戻らないほうがいい!絶対いい!!」

咲耶は目に涙を浮かべて肩を上下させている。

「……咲耶ちゃん…」

「……だからと言って……」

「なによ?だからと言って?その続きは?」

「…………」

「だ・か・ら?その続きは?答えないと何もわからないじゃない。私はあなたみたいに人の心は読めないの!」

咲耶は今度は怒りの矛先を千影に向けた。

「………ものじゃない…」

「え?なんですって?聞こえないわ。もう一度言ってちょうだい。」

「……していいものじゃない…」

「なにが?何をどうしちゃいけないの?そこまで言ってくれないと私にはわからないわ。」

「……だからと言って…花穂ちゃんの事を……そこまで非難していいものじゃない……」

「あなたには関係ないでしょ!私は…私はお兄様が私を見てくれればそれでいい!」

「だから……言っているんだ……。もし自分が……兄くんに一番好かれていたら……犠牲になったのが誰かわかるかい……?」

「そんなの決まってるでしょ!お兄様の一番好きな人が私だったら!私が眠りからさめないからお兄様が助けてくれるわ!」

「なら…変わりに兄くんからは誰の記憶が…なくなってしまうんだい……?」

「それは…助けたのは私なんだから…って…え…?ひょっとしてなくなってしまうのは……」

「……………」

「お兄様が忘れてしまうのは……私に関する…き……お…く…?」

「…そういう事だ。もし自分がそうなったらどうする?…他のみんなに…今の花穂ちゃんのように蔑まれたらどう思うんだい…?」

「いや…いやよ…そんなの…。そんな事絶対いや!」

「なら…自分の言った言葉が……どれだけ花穂ちゃんを苦しめるか……分かるだろう……。」

「…………………。」

「あの子は…あの子なりに……兄くんを大切に思っていたんだよ…。それを……わかって…やって…くれ…ない…か……。」

「………千影ちゃん…?」

肩が震えていた。

「あの子が…花穂ちゃんが悲しむのは……見たくないんだ……もう…あの子が悲しむのは………!!」

床に崩れた千影は……

泣いていた。

普段感情すら表に出さない千影が。

皆の前で…まるで何かに怯えた小さな子供のように…泣きじゃくっていた…。

誰もが声をかける事が出来ず……

誰もが見守るしか出来なかった……



「……済まない……」

やっと泣きやんだ千影は涙声でそう言うと自分の部屋へと戻っていった。

「千影ちゃんにとって…花穂ちゃんは大切な人なんだね…。」

「小さい時から…ずっと一緒にいたみたいですから…。」

「たしか花穂ちゃんだけ、千影ちゃんと一緒にいた時間が長いんだよね?」

「ええ、そのはずです。その頃から二人は仲が良かったみたいですから……。」

「さっき『もう…』って言ってたよね…」

「そういえば……。という事は過去にもあったのかな?」

「たぶん…そうなるんだろうね…。」


――――その夜―――――


「あ、千影ちゃん、花穂ちゃん見ませんでしたか?」
「……見てないけど…?」

「先程、お風呂出来ましたから…って呼びに行ったんですけど部屋にいなくって…。」

「………さっき?」

「ええ。先程呼びに行った時にはもう部屋にいなくって。」

「………という事はさっき外に出ていったのは……」

「花穂ちゃんだ!」

「まさか……こんな時間に…一体どこへ……」

時計は既に9時を回っている。

少女がたった一人で外出するには充分危険な時間だ。

「どうしたの?みんなで集まって。」

「あ、兄チャマ…」

「花穂ちゃんがいなくなってしまったんです!」

「花穂…ちゃん?ってあのショートの子?」

「あ………」

「そうだよ……兄くん…。」

「どこかに出かけたんじゃないの?」

「こんな時間にどこに行くんデスか……」

「あ、そっか…。」

「兄くん……探すのを手伝ってくれないか……」

「え?別にいいけど…千影ちゃんの力で見つけられないの?」

「私の力では……今の花穂ちゃんの居場所を見つける事も出来ないんだよ……」

そう言って水晶を取り出す。

「わ……何にもうつってない…。」

「…私の力が…まだ回復してないんだ……。数日前の一件で…ほとんどの力を使ってしまったからね……」

「でも…どこを探せばいいんだろう……。見当もつかないよ……。」

「とりあえず…手分けして探しましょう。」



―――――数時間後――――

「見つからないね……」

「ええ…。一体どこに行ってしまわれたのでしょうか……。」

「このまま見つからない…なんて事無いよね?」

「………………分からない……」

「とりあえずもう一度探してみましょう。」

(痛い……何だ?この気持ちは…。僕は……なんでこんなに心が痛むんだ…?)

「……兄くん…?」

(僕は…何かを忘れている……?何か大切な事を……。でも一体何を…?)

「兄チャマ?」

(分からない……。でも…何かを忘れている…。)

「あにぃ!!」

「……え?」

「え?じゃないよ!!どうしたのさ、急に考え込んじゃって。」

「……なんでもないよ…なんでも…。」

「……兄くん……。」

「…なに?千影ちゃん…」

「もう一度……花穂ちゃんを探しに行こう…」

「ああ。分かってる。大丈夫だよ。」

「みんなも…もう一度探しに行こう……」




(なんで……あそこにいる気がするんだ……。)

兄は花穂がどこにいるのかおおよそ見当がつきはじめていた。

でも………。

(何であんな所にいると思うんだ…?僕は…花穂ちゃんの事を知っている…?)



――――――その頃――――――

「もうすぐだよね……」

自分を抱えるように座り込んだ花穂はつぶやく…。

「でも……私しかいないんだ……ごめんね…」

ザワザワザワ……

答えるように葉を揺らす。

「うん…でもね…仕方ないんだ…。お兄ちゃまは…花穂の事忘れちゃったんだから…」

今度は答えてはくれなかった。

「仕方ないの……。」




(なんでここへ来てしまったんだろう……)

そこはフラワーガーデン。当然夜は入れないはずである。

(でも…ここしかない……)

扉に手をかける。

ガチャ……

(鍵が開いてる!?という事はやっぱり……)

花穂がいる。兄はそう確信した。

行くしかない。

暗い温室の中を手探りで歩いていく。

(そういえばここ、よく遊びに来た気がするな…。でも確かあの時は……)

そう、確かに兄はここを何度も訪れていた。花穂と一緒に。

(一人じゃなかったはずだ……いつも一緒に行っていたのは誰だった?)

と、何かに足を取られ、転びそうになる。

「うわっ…」

よろめきながらも何とか転倒を免れる。

(そういえば…一緒に行っていた子もよく転びそうになってて……)

――――えへへ…ごめんね……―――――

(いつも僕が支えてあげていて………)

――――ありがとう、お兄ちゃま♪―――

(僕は………)

――――あのね、花穂はね…――――――

(なぜ忘れていた!?)

――――お兄ちゃまの事……――――――

(なんで僕は忘れてしまったんだ!)

――――大好きだよ♪―――――――――

(花穂の事を―――――!!)

兄は走り出していた。

花穂と一緒にいた時の事を思い出して。

(僕は………!!!)

温室を抜けると、広い野原に出る。

(雪………)

雪が降っていた。地面が濡れていない所を見ると今降り始めたのだろう。

暗い空から降り注ぐ雪を見ているうちに、兄は大切な事を思い出していた。

(まさか―――――!!)

兄は踵を返すと、今来た道を急いで戻り始めた。




「あ、雪………」

「花穂ちゃん、大丈夫でしょうか……」

「お兄ちゃんもいつの間にかいなくなっちゃったし……」

「………戻ろうか…」

「え!?花穂ちゃん探さなくてもいいの?」

「……もう大丈夫だよ……。この雪が…全てを導いてくれるさ…」

「……それってどういう……」

「…家に戻って…二人を迎える準備をしておこう……。もう心配ないよ……」

「……?」

そう言うと千影は家へと戻り始めてしまった。

他のみんなも首をかしげながらも、それに習った。

千影の言う事を信じて。





(雪が降り始めた。という事は……)

兄は走り続けた。温室を抜けて、それでも走り続けた。

3ヶ月前、花穂と一緒に行ったあの場所へ。

(あの日から今日まで雪は降っていない……)

雪。

それだけが花穂の場所を教えてくれるものだった。

(頼む、間に合ってくれ……)






「あ、雪だぁ………。」

ちらほらと雪がちらつき始める。

気がつけばうっすらと雪は積もっている。

花穂の肩にも雪は積もっていた。

「結局…一人で見る事になっちゃったね……」

雪を払いのけて立ち上がる。

「本当は………」

「二人で見るはず………だろ?」

「え……お兄ちゃま……?」

「約束したよね?二人で見るって……。」

「お兄ちゃま……なんで……」

「……スノウフラワー」

「お兄ちゃま…覚えてるの?」

「ああ…全部思い出したよ…。花穂の事も、この花の事も……。」

「……お兄ちゃま……。」

「花穂……。」

涙をぬぐって飛びっきりの笑顔で兄を迎える。

「お帰りなさい、お兄ちゃま。」

「ただいま、花穂。」

花穂が兄の腕の中へ飛び込んでゆく。

こらえていた涙が流れるのもかまわずに。

「もう、お兄ちゃまが花穂の事思い出してくれる事はないと思ってたの……」

「花穂……」

「でも、思い出してくれた。この花の事もみ〜んな思い出してくれた。」

「ああ…この花、『スノウフラワー』は僕と花穂が二人だけで育て上げた、大切な花だから……。」

そう、この花、スノウフラワーは特別な花だった。

雪の降る夜にしか咲かない、特別な花。

―――ほとんどのお花は寒い季節になると枯れてしまうからかわいそう――――

花穂のそんな一言がきっかけで作った、寒さの中でこそきれいな花。

―――雪が降っても咲くようなお花がいいな♪――――

雪が降っても咲くように作るのは並大抵の事ではなかった。

普通に作ってもさすがの雪には負けてしまう。

幾度となく試行錯誤を繰り返して、出来上がったのは、雪が降る夜にだけ咲く花。

氷点下の気温でないと咲く事はない。

それがスノウフラワー。

「うん……。あ、ほら、つぼみが開くよ……」

「ほんとだ……。」

それはまるで前からその時間に咲く約束をしていたかのように。

いっせいにつぼみが開いてゆく。

暗闇に白く浮かび上がる花。

雪が降らないと咲く事のない花。

――――最初に咲く時は二人で一緒に見ようね♪―――――

それが花穂と兄の約束だった。

「きれい………。」

「うん……。」

その花々の美しさに。

そしてその幻想的な世界に。

二人は半ば放心状態だった。

「あ、そうだ、花穂。」

「え、なぁに?お兄ちゃま?」

「ちょっとそこに立ってみて。」

「え?」

「いいから、いいから。」

「あ、う、うん……。ここでいいの?」

花穂が立ったのはスノウフラワーの咲き乱れる真っ只中。

それはまるでそこに佇む少女はまるで……

「花穂……花の妖精みたいだ……」

花の妖精だった。

「ねぇ、お兄ちゃま。もういい?」

「あ、ああ、ありがと、花穂。」

「ふぅ、恥ずかしかったよぉ……」

「でもすっごく綺麗だった。」

「ほんと?」

「うん。まるで花の妖精みたいで……。」

「……ちょっと照れるよぉ……。」

「あはは、ごめんごめん。」

「あ、花が閉じちゃう……」

「ほんとだ……雪がやんだからだね…」

辺り一面の花は、一斉に閉じようとしていた。

「次はいつ見れるのかな?」

「次の雪が降った時にまた見れるさ。」

「そうだよね。雪が降ったらまた見れるよね。」

「この次も……」

「え?」

「この次この花が咲く時も、二人で一緒に見ような。」

「うん♪」




〜エピローグ〜



「なんですってぇ〜〜!!」

早朝から咲耶の怒声が響き渡る。

「だ、だから僕と花穂ちゃんは付き合ってるって……」

「だから何で今まで言わなかったのよっ!!」

「こうなることが……わかっていたからさ……」

横からコーヒーを飲みながら千影が口を挟む。

「あーっ!!あなた、まさか花穂ちゃんとお兄様の関係知ってたんじゃ……。」

「……知っていたよ……花穂ちゃんとは……永い付き合いだからね……。」

「あれ、咲耶ちゃんは知らなかったの?」

「ちょっと衛ちゃん?『咲耶ちゃんは』ってどういうこと?『は』って!」

咲耶の方が震えている。

「だってみんな花穂ちゃんとあにぃの関係は知ってたよ?あにぃ達は隠してるつもりだったみたいだけど。」

「え…みんなにバレてたの…?」

「ええ。兄君様と花穂ちゃんがお付き合いなさっているのは傍目で見て分かりましたわ。」

「でも以外ね〜。咲耶ちゃんだけが気付いてなかったなんて。」

「ほんとデスね。咲耶ちゃんは以外に鈍感デス……っと。」

「ちょっと四葉ちゃん!なにメモってるのよっ!!」

「え?いえ、咲耶ちゃんのデータをチェキチェキっと書いてるだけデスよ?」

「消しなさい!!今すぐに!」

「もう無理チェキ。」

「アハハ、無理だよ、咲耶ちゃん。」

「どうしてよ?」

「だってそれは私特製の『書いたら消えない君2号』だもん。」

「何でそんなもん四葉ちゃんに渡してるのよっ!」

「アハハ、まぁ細かい事は気にしない気にしない♪」

なんだかんだで咲耶は遊ばれている。

「これでよかったの……かな?」

花穂が恐る恐るたずねる。

「う〜ん…とりあえずみんなには言ったからいいんじゃないかな?」

「ふふ……大丈夫だよ……あれも咲耶ちゃんなりの祝福なのさ……。」

「「絶対違うと思う。」」

花穂と兄がハモる。

「何もそこまで言い切らなくても………で……これからどうするんだい……?」

「とりあえずあの花をもう一度育ててみるよ。」

「うん。もっと長い時間咲いていられたほうが、お花さんも嬉しいと思うんだ♪」

「…そうだね…それがいいんだろうね……。」

「花穂ちゃん、ちょっとこっち来るデス!」

「あ、ちょっと待って。今行くから……ってきゃっ!」

「っと…大丈夫か?花穂…。」

「うん、お兄ちゃまが支えてくれたから平気だよ♪あ、そうだ。お兄ちゃまも一緒にいこ。」

「あ、うん。ってホラそんなに急いだらまたこけるよ。」

「大丈夫だよ。お兄ちゃまがそばにいてくれるもん♪」

そうして楽しそうに二人は輪の中へと入っていった。

残された千影がそのあと花穂に連れられて無理矢理に輪の中に連れ込まれたあげく、

咲耶の責めに遭ったのはいうまでもない。







あとがき。

花穂完結しましたが……作者の砂糖細工、どこで頭打ったんでしょうか?
どこで話入れ替わりました?って感じです。
とりあえずEDをお花の妖精さんにすることは決まっていました。
ただどうやってそこに持っていくかで悩みましたけどね…。かなり無理矢理に持っていきました(汗
ちなみに『スノウフラワー』は『雪の花』という意味のほかに、『小さな花』の意味も持ちます。
『雪のように小さな花』の意味なので。当然、現実には存在しないはずです。
私の持ってる辞書にはありませんでした。他の辞書に存在したらごめんなさい、それとは全く無縁の物です。
エピローグは比較的書きやすかったです。書き続けるとまだまだ延びそうでしたけどね…(汗




Before    Back SSpage